ひょうご基金について

ひょうご基金は、再生企業への投資ならびに融資を目的とした基金です。未曾有の災害をもたらした東日本大震災は記憶に新しいところですが、震災により職場を失った労働者は7万人に上り、職を探す父親を見つめる家族の不安な姿がテレビに映し出されております。本年度上半期の企業の倒産件数は6千件に上り、これらの企業からも同様に失業者が生まれているのです。
果たして、未曾有の災害によらず倒産した企業は、本当に倒産しなければならなかったのでしょうか。プロの指導があれば倒産せずに済んだ事例はいくらでもあります。しかしながら一度倒産すると、失業者を生んでしまうのです。

一般社団法人兵庫総合研究所は、雇用を守るために企業を再生させ、その過程の中で再生企業への投資ならびに融資を「ひょうご基金」として執り行います。勿論のこと、厳密に審査した上で、法的に優先弁済権を確立させるか、または、売掛債権ならびに動産・不動産への担保設定で保全を確立させた再生企業に限ります。

  • ※1 ディップ・ファイナンスとは、民事再生法などの倒産手続き開始後も旧経営陣に経営を任せつつ、新たな資金を提供する金融手法。
    本業に力があり、再生可能な企業の場合、倒産手続きに入った企業の多くが直面する資金繰りの急速な悪化(仕入先からの現金払い要求など)に対応することなどを目的とした短期の融資であることが多い。ディップ・ファイナンスによる債権は、共益債権と位置づけられ、再生企業の他の債務より優先される。
  • ※2 エクイティ投資とは、「未公開株投資」もしくは「私募発行株式投資」などと呼ばれているもの。潜在成長力のある未公開のベンチャー企業などへの投資をいう。

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